タモとバケツ

キミドリ男です。日々の諸々をつづります。

父川 空を見上げる花

仲間らと父川にいる。





ザリガニの落し物


子どもの笑い声






雲が動かない今日



流れ星のように魚の群れが水のなかを走ってく



少し冷たくなった水のなかで



美しい彼岸花が川辺で燃え上がっていることを魚たちは知らない





きっと、、、



赤い赤いヒガンバナは神様の愛で



水の中の魚の群れは人の群れ


神様の愛がどういうものかも知らない


見ることもない



知らない知らない分からない



彼岸花は咲き続ける


泥の中から咲く睡蓮のように


誰もいない山奥でひっそり咲く百合のように


愛は咲き続ける



花になって


キミドリになって


咲いて枯れて、土に吞まれて、、、



ひとつになって



鳥が鳴く



紅いヒガンバナ


夕焼けに染まりだす



とおくてとおくて赤い紅いヒガンバナが


一人残らずみんなのなかに


今日も咲き続けて



燃えて燃えて 昇華して


生まれて生きて終わって、、、


赤いヒガンバナは空を見上げる


空を見上げて


空を見上げて



空に叫んで




雲が動き出す



風が神様の方から吹いてくる



優しい風が吹いて



彼岸花が揺れて



魚が跳ねて



紅い彼岸花を魚は網膜に焼き付ける



美しい秋の日に


夜の帳が落ちてきて




魚はやっと星になって


夜空を流れていく



魚は全てを見て



全てを悟って




駆け巡るだけの



愛があることを知る

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